WindowsのTeXは近畿大学の角藤先生のwebで公開されている日本語化TeXシステムをインストールします。インストールは大変簡単なように工夫されていますので、そのwebの説明を参考にしてインストールすればうまくいきます。ミラーサイトが東工大にありますので、ここからftpでダウンロードするのがよいでしょう。
LinuxのTeXはパッケージによって、最初から使えるようになっているものが多くあります。例えば、Vine Linux2.0はその安定性からよく使われますが、TeXのインストールを選択してあれば最初からTeXが使えます。ただ、最新のTeXのシステムを導入したいときには自分でインストールすることになります。松坂大学の奥村先生のホームページにLinuxへTeXをインストールする例の説明があります。
奥村先生のページにはTeXに関する情報が沢山あり、常に更新されていますので、ここから情報をたどると良いと思います。dviのプレビュアーの情報やPSファイルの閲覧ソフトの情報もあります。
LaTeX2eの文書を書くのは基本的にEditorを使います。LinuxではEmacsとYaTeXの組み合わせがいいと思います。Vine Linux2.0ではこの環境が最初から手に入ります。Windowsでは色々やり方があります。基本的にWindowsに最初からついてくるEditorは使い物にならないからです。muleまたはMeadowとYaTeXの環境はWindowsでもフリーで手に入ります。私はLabEditというシェアウエア(2000円)を購入して使っています(Vectorから入手可能)。これは使い勝手がかなりよいと思います。Wintpicとの組み合わせはかなりマニアックですがベストに近い環境であると思います。
英語を書く場合にはWinEditというシェアウエアを使うことがあります。(スペルチェッカーがよいので)。
参考書は色々なものがあります。ここでは、最新ではなくなりましたが、ダウンロードをほぼせずに、付録のCDからインストールでき、LaTeX2eの基本的なことがわかる次の書物を挙げておきます。
[1]海上忍、黒川弘章:これだけでできるLaTeX実践活用ガイド,技術評論社,2000/9(2580円+税)