正弦波交流とは
a(t)=A sinθ = A sin(ωt+φ) (4-1)
とかかれる。ただし、θ=ωt+φである。ωは角周波数(angular frequency)、Aは振幅(amplitude)、φは位相角(phase angle)と呼ばれる。
抵抗 v(t)=Ri(t)
インダクタ
v(t)=Ldi(t)/dt
i(t)=I sinωtのときはv(t)=ωLIcosωt=ωLIsin(ωt+π/2)=V sin(ωt+π/2)
キャパシタi(t)=Cdv/dt
v(t)=V sinωtのときi(t)=ωCVcos(ωt)=ωCVsin(ωt+π/2)=I sin(ωt+π/2)
抵抗
(1) 瞬時電力は
p(t)=v(t)i(t)
である。i(t)=I sinωtのときは
p(t)=RI^2sin^2ωt=RI^2(1-cos2ωt)/2 (4-2)
となる。
(2) 平均電力
(4-2)を一周期にわたって積分し、Tで割ると、平均電力Pを得る。
P=RI^2/2
となる。したがって、
(4-3)
と定義すると、
(4-4)
となって、Ieという直流電流の電力と同じとなる。Ieを実行値という。家庭の電圧計は電圧の実行値
(4-5)
で測られているので、100Vの交流は最大電圧が141Vの正弦波交流電圧である。
教科書 pp.46-47
リンク
Lessons In Electric Circuits Volume II-AC
教科書p.49-50 第3章の問題を解け。
©大石進一