「数値計算」(裳華房)の正誤表

九州大学金山寛先生からのご指摘にもとづき第2版に対する正誤表を作成しました。式は、Texの記号を用いています。金山先生、ありがとうございました。


p.2

式(1.1)

   a=\pm \left(\frac{1}{2} + \frac{d_2}{2^2} + \frac{d_3}{2^3} + \cdots+\frac{d_N}{2^N}\right)\times 2^e 誤

   a=\pm \left(1+\frac{d_2}{2} + \frac{d_3}{2^2} + \cdots + \frac{d_N}{2^{N-1}} \right)\times 2^e 正

式(1.2)

   m=\pm \left(\frac{1}{2} + \frac{d_2}{2^2} + \frac{d_3}{2^3} + \cdots+\frac{d_N}{2^N}\right) 誤

   m=\pm \left(1+\frac{d_2}{2} + \frac{d_3}{2^2} + \cdots + \frac{d_N}{2^{N-1}} \right)正


p.3

式(1.3)

   x_{max}=\pm \left(\frac{1}{2} + \frac{d_2}{2^2} + \frac{d_3}{2^3} + \cdots+\frac{d_N}{2^N}\right)\times 2^{e_{max}} 誤

   x_{max}=\pm \left(1+\frac{d_2}{2} + \frac{d_3}{2^2} + \cdots + \frac{d_N}{2^{N-1}} \right)\times 2^{e_{max}} 正

式(1.4)

   x_{min}=\frac{1}{2}2^{e_{min}} 誤

   x_{min}=2^{e_{min}} 正

式(1.5)

   (2-2^52)\times ... 誤

   (2-2^{-52})\times... 正

式(1.6)

   2^{-1023}... 誤

   2^{-1022}... 正

式(1.7)

   +\left(\frac{0}{2}+\frac{0}{2^2}+\frac{0}{2^3}+\cdots+\frac{0}{2^N}\right)2^{e_min} 誤

   +\left(\frac{0}{2}+\frac{0}{2^2}+\cdots+\frac{0}{2^{N-1}}\right)2^{e_min} 正


p.4 最後の行

   $a-b$を考えると 誤

   $b-a$を考えると 正


p.5 1行目

   a-b=... 誤

   b-a=... 正


p.6 1行目

   また、$x \in {\boldmath R}$のとき、 誤

   また、$x \in R$のとき、 正


p.8 中頃3箇所

   fpsetound 誤

   fpsetround 正


p.15 式(2.14)

1) 上から3番目の式の括弧内

   arcoth 誤

   arccoth 正

2) 下から2番目の式

   \sqrt{[\overline{x}]} 誤

   \sqrt{[x]} 正

3) 一番最後の式

   e^{[z]} 誤

   e^{[x]} 正


p.18 式(2.25) は$0 \not\in [y]$の場合に限られます。$0 \in [y]$の場合には「0を含む区間でわり算を行った旨の警告」を出すなどエラー処理を行う必要があります。


p.23 式(3.8)の下2行目から3行目

   $i=3,4,\cdots,n-1$ 誤

   $i=3,4,\cdots,n$ 正


p.25

1行目

   各$i$ステップでの乗算回数は$i-1$回で、 誤

   各$i$ステップでの乗算回数は$n-i$回で、 正

2行目

   都合$i$回の乗除算が 誤

   都合$n-i+1$回の乗除算が 正

式(3.14)

   \sum_{i=1}^n i = \frac{n^2}{2}+O(n) 誤

   \sum_{i=1}^n n-i+1= \frac{n^2}{2}+O(n) 正


p.40 4番目の式の右辺の3回目の変形

   \leq (k^{n+m}+k^{n+m-1}+\cdots+k^n)\|x_1-x_0\| 誤

   \leq (k^{n+m-1}+\cdots+k^n)\|x_1-x_0\| 正


p.47 例1の上4行目

   $n^3$回の浮動小数点数乗算 誤

   $n^3$回の浮動小数点数乗算 正


p.48 式(5.6)と式(5.9)

   r \in ( 誤

   r \in {}^t( 正


p.52 式(5.29)の右辺

   \frac{1}{1-q} 誤

   \frac{q}{1-q} 正

(誤とした評価は誤りではないですが、過大評価でもったいない)


p.55 式(5.36)の右辺

   \frac{1}{1-p} 誤

   \frac{p}{1-p} 正

(同じく誤とした評価は誤りではないですが、過大評価でもったいない)


p.59

上から2行目

   for分の中のxにはすべてチルダがつく(3箇所)

上から7行目

   for分の中のxにはすべてチルダがつく(3箇所)

式(6.11)

   g=\|I-A'A^{-1}\| 誤

   g=\|I-A'^{-1}A\| 正


p.64 式(6.19)の右辺

   f^{(n)} 誤

   f^{(n+1)} 正


p.67 7.1の表題

   ラグランジ

   ラグランジュ 正


p.68

式(7.3)

   p(t)=\sum_{i=1}^n y_il_i(t) 誤

   p(t)=\sum_{i=0}^n y_il_i(t) 正

式(7.4)

   l_i(t)=\Pi_{j=1,j\not=i}^n\frac{t-t_j}{t_i-t_j} 誤

   l_i(t)=\Pi_{j=0,j\not=i}^n\frac{t-t_j}{t_i-t_j} 正

式(7.6)

   p(t_j)=\sum_{i=1}^ny_il_i(t_j)=\sum_{i=1}^ny_i\delta_{ij} 誤

   p(t_j)=\sum_{i=0}^ny_il_i(t_j)=\sum_{i=0}^ny_i\delta_{ij} 正


p.70 式(7.8)の下1行目

   もし、$s$が文点$t_i$に一致していれば明らかに(7.7)が成立するので$s \not= t_i$ 誤

   もし、$t$が文点$t_i$に一致していれば明らかに(7.7)が成立するので$t \not= t_i$ 正


p.76

式(7.33)の上2行目

   $(i=1,2,\cdots,n)$ 誤

   $(i=0,1,2,\cdots,n)$ 正

下から3行目

   $n(n-1)/2$ 誤

   $n(n+1)/2)$ 正


p.78 式(7.49)

   r(t)=\frac{f^{2(n+1)}(\xi)}{2m} 誤

   r(t)=\frac{f^{2(n+1)}(\xi)}{2(n+1)} 正


p.81

上から3行目

   このような上端関数$u$と下端関数$v$を 誤

   このような下端関数$u$と上端関数$v$を 正

例の3行目

   図8,2のように上端関数$u$と下端関数$v$を 誤

   図8.2のように下端関数$u$と上端関数$v$を 正


p.82 式(8.9)

   \|I-\sum_{k=1}^n F_kh\|_{C(a,b)} 誤

   |I-\sum_{k=1}^n F_kh| 正 


p.85 式(8.27)の上1行目

   ($n+1$の場合) 誤

   ($n=1$の場合) 正


p.86 式(8.32)の下1行目

   $(t-a)(t+b)$は 誤

   $(t-a)(t-b)$は 正


p.87 式(8.40)と式(8.43)

   \|R\|_{C[a,b]} 誤

   |R| 正


p.102 式(10.1)の下2行目

   $f(x_0)\not=0$ 誤

   $f'(x_0)\not=0$ 正


p.110 式(10.39)

   z_{n+1}=z_n-f'(z_n)^{-1}z_n 誤

   z_{n+1}=z_n-f'(z_n)^{-1}f(z_n) 正


p.112 式(11.1)の上2行目

   $m:I(D) \to Y$ 誤

   $m:I(D) \to X$ 正


p.116 式(11.18)

   z_{n+1}=z_n-f'(z_n)^{-1}z_n 誤

   z_{n+1}=z_n-f'(z_n)^{-1}f(z_n) 正


p.118

式(12.2)の下2から3行目

   ピカールはこの方程式を初期近似解として$x_0$から逐次的に改良 誤

   ピァール法はこの方程式をもとに、初期近似解$x_0$から、逐次的に改良 正

最後の行

   $t=t_0$での 誤

   $t=0$での 正


p.119

式(12.8)の2番目の変形

   =f_{xx}(t,x)x'x'+f_x(t,x)x''+f_{tx}(t,x)x'+f_{tt}(t,x) 誤

   =f_{xx}(t,x)x'x'+f_{xt}(t,x)x'+f_x(t,x)x''+f_{tx}(t,x)x'+f_{tt}(t,x) 正

式(12.9)の1行目

   x'''(0)=f_{xx}(0,x_0)x'(0)x'(0)+f_x(0,x_0)x''(0) 誤

   x'''(0)=f_{xx}(0,x_0)x'(0)x'(0)+f_{xt}(0,x_0)x'(0)+f_x(0,x_0)x''(0) 正


p.120 式(12.12)、式(12.13)、式(12.15)、p.121 式(12.16)

   積分の上端と下端の$x$を$t$とする。


p.121

式(12.16)の下1行目

   $x_i+\frac{f_i}{2} 誤

   $x_i+\frac{hf_i}}{2} 正

式(12.18)

   変数$r$の初期化がしていなかった。ループに入る前に、$r=0$としておく。


p.124 上から4行目

   $G(f,g)=h$ 誤

   $G(c,d)=g$ 正


このページのURIはhttp://www.oishi.info.waseda.ac.jp/~oishi/info.hml

最終更新 2002/2/3