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連立一次方程式の解法

まず、行列方程式の解法を例題により学ぼう。 行列方程式

 \begin{displaymath}\left(\begin{array}{cc}
2 & 3 \\
5 & 6 \\
\end{array} \r...
...t)=
\left(\begin{array}{c}
3 \\
5 \\
\end{array} \right)
\end{displaymath} (1)

を解いてみよう。MATLAB、Octave、Scilabの特徴として
   > a=[2 3;5 6]
と入力すると、係数行列が入力される。 コマンドの最後に  ; をつけると、実行結果が表示されない。今の場合は ; をつけていないので
   a =
     2 3
     5 6
と入力結果が表示される。この例から分かるように、行列の行の区切りは ;  で与える。また、行列の要素と要素の区切りは、スペース(空白)で与える。数値は 倍精度浮動小数点数として入力される。C言語のように、2.と記述しなくても よい。
   > b=[3;5];
これで、係数行列とベクトルが入力されたので、後は ソフトウエアに解かせるだけである。
   > a\b
とすると解が計算されて、つぎのように出力される。
   ans =
     -1.0000
      1.6667



s oishi
2000-05-04